休日は3人の子どもたちとサイクリングやお菓子作りを楽しんでいます。
頭痛ーるで紹介している「頭痛タイプ診断」。こちらを実際に生徒さんのケアに活用している『同志社中学校・高等学校(中学校)養護教諭:阪田直』先生に、頭痛ーるとの出会いから、中学校での頭痛事情、そして実際どのように活用されているのか? 詳しくお話しを伺いました!
近年、気象病と言われる頭痛が多くて調べていました。苦しんでいる生徒たちの中には、自己判断で片頭痛だと思い込んでしまっている子も多いため、生徒自身も、私たち指導者としても、より良い対処を行えるよう、こういった「頭痛タイプ診断」も活用して正しい知識と認識を共有したいと思っています。
わりと「ご自身がそうだ」という方が多いです。気象病を理解されてる方は多いと思います。私学なので企業さんの保健センターも兼ねている関係上、職員もお薬を求めに保健室にやってきます。
生徒と一緒で、大人も限界まで我慢して来ますね…。「わかってたけど薬を飲むタイミングがなかった」という方が多いです。
同志社中学校には生徒が900名いまして、1日20〜30人が保健室に来ます。その3分の1の生徒が「頭が痛い」と訴えてきます。生徒に寄り添いながら、看護師さんにも対応してもらっています。看護師さんでも使いやすいため、一緒に「頭痛タイプ診断」を使って、診断をしています。
中学生は、「暗いとこでこもって寝たい」という症状の子が多いですね。本格的な、頭痛のみの症状で来るのは男の子が多い印象です。女の子は生理痛も伴っている子が多いので、頭痛のみの診断は難しい面もあります。
「朝から調子悪かったんだけど…」や「薬飲んで来たんだけど、2、3時間目で我慢できなくなって…」など、ギリギリまで我慢して来る子が多いです。「お昼ご飯、吐きたくないから食べたくない」とか…。
頭痛の種類や、他の症状が、複数混ざっている子も多く、症状の程度によっても様々ですが、緊張性頭痛かなと判断した場合、たとえば、肩を温めて揉んであげると、生徒は喜んでくれます。
一旦体験してもらえると、生徒が自ら「ほぐすって大事だね」と気付いてもらえるので、大事なコミュニケーションだな、と思っています。他には、学校は環境が良いので「ぼーっと遠くを見てなさい」と言うこともあります(笑)
また、症状を診て落ち着いてから、早退させたりしています。
片頭痛の可能性が高いと判れば、お医者さんに受診してもらっています。
緊張性頭痛で凄く苦しんでる子も増えています。YouTubeにハマる子も。
iPadで授業の課題などを提出するようになり、画面に向かう時間は増えていますね。
コロナで環境も大きく変わりましたので、学校生活や学校以外の時間でも行動が制限されることが多く、ストレスが原因になって頭痛を引き起こしていることも多いと思います。
つづきは後編をぜひご覧ください!