データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。
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気圧の変化しやすい地域と比較的変化しにくい地域が存在することをご存知でしたでしょうか?
実際に、日本には気圧の変化しやすい地域と比較的変化しにくい地域が存在します。
さらに季節によっても、気圧の変化しやすい地域は変わってきます。
6月の気圧変化の特徴について、2023年6月のデータを元に気圧変化が大きかった地域はどこだったのか、地域性の特徴や気圧変化に対する注意点を解説します。
※「頭痛ーる」独自の調べで、気圧変化を総合的に評価するため、警戒アラートが3P、注意が2P、やや注意・上昇注意が1Pとしてその合計値でランキング付けとマップ化をしました。
順位 | 都道府県 | ポイント |
---|---|---|
1位 | 山梨県 | 113 |
2位 | 長野県 | 111 |
3位 | 山形県 | 91 |
4位 | 高知県 | 88 |
5位 | 茨城県 | 87 |
: | : | : |
43位 | 福井県 | 63 |
43位 | 福岡県 | 63 |
45位 | 山口県 | 62 |
46位 | 広島県 | 57 |
47位 | 島根県 | 52 |
2023年の6月は例年同様、梅雨前線が日本の南岸に停滞し、その前線上を低気圧が通過していくことが多くありました。
このため、西日本や東日本の太平洋側で気圧変化が比較的多くなりました。
逆に北日本や日本海側は、高気圧圏内になることが多く気圧変化はそれほど大きくはなりませんでした。
山梨県と長野県に関しては、山に囲まれた盆地となっていて気温差がとても大きな地域です。
大きな気温差によっても気圧変化が起こることがあるため、気圧変化が大きくなりました。
山梨県と長野県は年間を通じても、気圧変化の大きな地域となります。
6月の気圧変化の特徴は、長時間にわたって気圧低下が続きやすくなる点が挙げられます。
夏場に近づくにつれて、低気圧の動きは遅くなる傾向があります。
低気圧が発生して接近した場合、1日以上気圧低下が続くこともありますので、注意が必要です。
6月は曇りや雨の日が多く、気圧低下が長時間続きやすいため、体調を崩しやすい時期となります。
7月前半にかけても同様の傾向が続くことが多いですので、『頭痛ーる』を体調管理の参考にご利用いただければ幸いです。