緊張型頭痛の原因、対策、予防法とは?

緊張型頭痛の原因対策予防法

主に体のコリや緊張で血行が悪くなることで引き起こされる緊張型頭痛。
痛みの原因や頭痛が起きた時の対策や予防法などについて、舟久保恵美先生に解説していただきます。

緊張型頭痛の原因とは?

緊張型頭痛の原因デスクワークストレス
身体的なストレスとして、長時間のデスクワークや車の運転などのように、同じ姿勢を続けた事によって、血行が悪くなり首や頭の筋肉が緊張し、頭痛が起こりやすくなります。

血行が悪くなると血流が悪化するため、肩や首を冷やしすぎない事も大切です。

また、枕の高さが合わない事も首の筋肉の負担が大きくなりますので一度見なおしてみましょう。

身体的な面だけでなく、精神的なストレスを抱えやすい真面目で神経質なタイプに多いのも特徴です。現代社会の問題点として挙げられる人間関係や仕事のプレッシャー、悩みなどで神経や筋肉が緊張する事によっても頭痛が引き起こされることがありますので、注意が必要です。

緊張型頭痛が起きた時の対策

頭痛の種類によって、正しい対処法、間違った対処法があるのをご存知でしょうか。
詳しく解説して頂きます。

片頭痛(痛みのある時) 緊張型頭痛
耳マッサージ
整骨院・鍼灸 ×
冷やす ×
温める ×
運動 ×
お酒 ×
カフェイン
光を避ける
耳せん
アロマ ×
食事をとる

耳マッサージをする

内耳に気圧のセンサーがあると考えられますので、耳の周囲の血流を良くする事は、どの型の頭痛にも良いと思います。
気圧が下がる前にやっておくと良いと思います。

内耳の血流を促す!くるっと耳ストレッチ

整骨院や鍼灸にいく

緊張型頭痛の場合は血流がよくなると頭痛がおさまるので、マッサージや鍼灸は良いと思います。

温める

緊張型頭痛の方は冷やすより温める方が良いでしょう。

お風呂やホットタオル、温湿布などで温める。

血流がよくなることで頭痛がおさまります。

気象病・頭痛・体の不調の疲れをアロマバスで癒そう

ストレッチや軽い体操、ヨガなどをする

軽い体操やストレッチで血流を良くするので良いと思います。軽い運動は頭痛予防にもなるので、日常的なケアとして行うことをおすすめします。

緊張型頭痛にも!タオルで簡単!首ストレッチ

お酒を飲む

お酒はリラックス効果、また血流が良くなります。
ただ、お酒には利尿作用があるので、たくさん水を飲むようにしましょう
少量のお酒を飲むのは良いと思いますが、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

コーヒーや紅茶、お茶などでカフェインを摂る

カフェインで良くなる人もいれば、悪くなる人もいます。
カフェインの覚醒作用のため脳の血流が改善するという点では効果があると思います。

また、コーヒーは利尿作用があるので体が水分不足になる可能性があります。

熱中症の時も同じで、体から水分が少なくなると頭痛が起きやすくなります。
スッキリするくらいの量におさえた方が良いでしょう。

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明るい光を避ける、部屋の明かりを落とすなど

緊張型頭痛の場合、光はとの因果関係があるとは言われていませんが、目の疲れから頭痛が誘発されるおそれがあります。
長時間テレビやスマホ、パソコンのモニターを見ていると頭痛が起こる可能性があるので注意が必要です。

気象病用の耳栓などをする

飛行機に乗るときに着けておくと、耳への気圧の変化が緩やかになるこという効果はあります。
普段の生活の中でエレベーターに乗って気圧差を感じる方もいるので、気になる時にはつける、というふうにお守り程度に持っておくと安心かと思います。

アロマを炊く、アロマオイルを塗るなど

アロママッサージで血流を良くする、またリラックス効果としてはアロマを炊くのは良いと思います。
自分が心地よいと思える好きな匂いを知っておくと良いでしょう。

【植物療法】頭痛・倦怠感・心の乱れを予防改善できる4つのアロマ

空腹を避ける

お腹が空くと血糖値が下がって頭痛が起こる方は結構多いです。
自分がそのタイプだと気が付くことが大事です。
頭痛に良い食べ物としては、マグネシウムや亜鉛が入っている海藻類などがおすすめです。

緊張型頭痛の予防法

緊張型頭痛の予防法入浴マッサージ
入浴等で首や肩の周りを蒸しタオルで温めたり、ストレッチやマッサージをすると血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれるので効果的です。

夏の冷房などで肩や首を冷やさないように、ストールやカーディガンなどの上着を用意しましょう。

長時間のデスクワークをされる方は同じ姿勢を続けないように、適度に休憩を入れましょう。オフィスで出来るストレッチも有効です。

ストレスをため込まないように普段の生活を見直しましょう。

頭痛タイプは様々あります。併せてご覧ください

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この記事の監修者
舟久保 恵美
舟久保 恵美
慶應義塾大学医学部神経内科非常勤講師/医学博士/保健師/健康気象アドバイザー

名古屋大学環境医学研究所にて、天気と痛みの関係について研究し、医学博士号を取得。
日本で唯一の低気圧頭痛を専門にする産業保健師(現在、内田洋行グループ企業の従業員の健康管理を行っている)。

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