気象病や低気圧頭痛を引き起こす一因として、自律神経系の乱れや体内の水や気などの流れの停滞があります。これらを改善するひとつの手段に漢方薬が役立ちます。
こちらでも詳しく説明していますが、漢方の世界では体内の水や気の流れが滞ると、頭痛やめまいをはじめとする体調不良を引き起こす可能性があると言われてきました。
指輪がはまらない、靴がきつくなる、などのむくみの症状がある方は、余分な水分を体内にため込んでいる可能性があります。
そんな方は体内に溜まった水分を外に出す作用がある漢方を試してみるとよいでしょう。
水分の循環を改善して、無駄な水分を取り除く作用があります。むくみ、めまい、頭 痛、吐き気などに用いられます。
水分の循環を改善して、無駄な水分を取り除く作用があります。めまいの症状を中心に、頭痛や頭重感、吐き気や嘔吐、手足の冷えなどをともなうときに用います。普段から胃腸が弱く、冷え性で体力のあまりない人に向いています。
気と水は一緒に動いています。体内の水はけをよくするような漢方薬と一緒に、気の流れを良くするものが用いられることもあります。
神経の高ぶりを抑え、筋肉の緊張を緩める作用があります。イライラ感や不眠などの 精神神経症状、あるいは、手足のふるえ、けいれんがある人に用いられます。
抑肝散よりも胃腸虚弱の方におすすめてです。ストレスが発散できずにイライラしている、神経症、神経過敏、更年期障害にも用いられます。また、子どもの夜泣き、登校前や出勤前の腹痛や頭痛などの症状がある方にも処方されることがあります。
ストレスによる不眠や不安、憂うつなどの精神的症状のほか、胃もたれ、胸やけ、食欲不振などの消化器症状がある方に用いられます。
精神的なことが原因で消化器系の不調を起こし、ストレスにより粘液状の分泌物が多くなっている方に処方されます。
血液の流れが滞って、血の巡りが悪くなった状態を、漢方では「瘀血(おけつ)」と呼びます。血流が悪くなることで、頭痛や肩こり、婦人科系のトラブル、肌荒れ、貧血などの症状が現れることがあります。
貧血症状を和らげ、血行をよくしてめまい、頭痛、肩こりなどを手助けしてくれる作用があります。月経周期に合わせて症状が出るような方にもお勧めです。
血行をよくして体を温め熱を作る手助けをしてくれます。頭痛、腹痛、腰痛などの改善に用いられます。
※なお漢方薬にも副作用がありますので、服用する際は主治医や薬剤師に相談をして用法を守って服用する必要があります。
古村恵利子
薬剤師 鍼灸師 日本不妊カウンセラー
『漢方&鍼灸』外と中、双方からのアプローチで頭痛やめまいその他の体質改善を日々行っている。
漢方薬や鍼灸などの中医学は、体全体のバランスを整えて本来あるべき体質に戻すもの。
原因を見つけて体質を改善=治病求本
健康な心が健康な体を作る=心身一如
を念頭にあらゆる悩みに応えている
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