宮本 大平
気象予報士を取得し十数年にわたり予報業務や「お天気.com」の運営などに従事。ウィンタースポーツが好きな二児の父。
冬になると寒い日に「冬日」や「真冬日」と言われますが、冬日と真冬日はどういう日で、どのような違いがあるかご存知でしょうか。
ふくろう博士の解説で見ていきましょう。
冬日は一日の最低気温が0℃未満の日をいい、真冬日は一日の最高気温が0℃未満の日をいいます。
冬日と真冬日は最低気温なのか最高気温なのかの違いがあります。また、基準が0℃未満なので0℃ちょうどの日は入りません。
ちなみに夏日は、最高気温が25℃以上の日をいい、真夏日は最高気温が30℃以上、猛暑日は最高気温が35℃以上の日をいいます。熱帯夜は夜から翌朝の最低気温が25℃以上の日をいいます。
冬型の気圧配置になると寒気が入ってくるため、気温が下がりやすくなります。
冬型の気圧配置がゆるんで高気圧に覆われる場合には寒気が残っており、放射冷却も働くので朝は冷え込みが厳しくなり、冬日になる所が多くなります。
関東では、本州の南を低気圧が通過する際に気温が上がらない事があり、この時に寒気が強いと関東で雪になる場合があります。