気象病に関する気象用語

気圧と高さ・高度の関係【気象予報士が解説】


気圧と高度には関係があります。気圧は簡単にいえば、上方の空気の重さなので、高度が増すほど上方にある空気が減るため気圧も下がっていきます。
同じ条件であった場合、海辺と山の上では山の上の方が気圧は低くなります。

気圧と高度

  • 高さ・高度が上がれば気圧は下がる

気象条件による違いはもちろんありますが、海面上では標準的に約1013hPaとされ(標準大気圧)、上空約1500mでは850hPa、上空約5500mでは500hPaとなり海面上の半分程度になります。

気圧と高度のおおよその関係

高度  気圧
0m(海面) 1013hpa
1,500m 850hPa
3,000m 700hPa
5,500m 500hPa
16,000m 100hPa
26,000m 20hPa

海面(更正)気圧と現地気圧

気圧はその場所の高度に大きく影響を受けるため、天気図の作成などには気圧を海上(高度0m)に校正した『海面(更正)気圧』が使われます。

海面(更正)気圧とは別に観測された気圧など高さや高度に関わらないその地点の気圧は『現地気圧』と呼ばれます。

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この記事の監修者
宮本 大平
宮本 大平
気象予報士を取得し十数年にわたり予報業務や「お天気.com」の運営などに従事。ウィンタースポーツが好きな二児の父。
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