データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。
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気圧グラフをみて、今日も爆弾マークが出ている!もしかして自分の住んでいる所は気圧が下がりやすいのかな?他の地域ではどうなっているんだろう!?などと思ったことはありませんか?
2020年のしめくくりということで、今年1年間を通して気圧の影響を受けやすかった都道府県を発表したいと思います。
順位 | 都道府県 | ポイント |
1 | 山梨県 | 925 |
2 | 秋田県 | 865 |
3 | 新潟県 | 856 |
4 | 茨城県 | 853 |
5 | 宮城県 | 852 |
6 | 福島県 | 851 |
7 | 埼玉県 | 848 |
8 | 群馬県 | 846 |
9 | 青森県 | 837 |
10 | 神奈川県 | 831 |
11 | 栃木県 | 829 |
11 | 長野県 | 829 |
13 | 山形県 | 828 |
14 | 静岡県 | 824 |
15 | 千葉県 | 822 |
16 | 東京都 | 817 |
17 | 富山県 | 815 |
18 | 北海道 | 811 |
19 | 岩手県 | 809 |
20 | 石川県 | 808 |
21 | 福井県 | 731 |
22 | 鳥取県 | 726 |
23 | 岐阜県 | 708 |
24 | 京都府 | 699 |
24 | 島根県 | 699 |
26 | 岡山県 | 689 |
27 | 徳島県 | 683 |
28 | 奈良県 | 679 |
29 | 高知県 | 678 |
30 | 兵庫県 | 676 |
30 | 香川県 | 676 |
32 | 大阪府 | 668 |
33 | 愛知県 | 666 |
34 | 滋賀県 | 663 |
35 | 和歌山県 | 661 |
36 | 三重県 | 652 |
37 | 愛媛県 | 651 |
38 | 大分県 | 643 |
39 | 広島県 | 642 |
40 | 宮崎県 | 636 |
41 | 山口県 | 635 |
42 | 熊本県 | 625 |
43 | 佐賀県 | 618 |
44 | 福岡県 | 612 |
45 | 鹿児島県 | 597 |
46 | 長崎県 | 583 |
47 | 沖縄県 | 542 |
※気圧変化を総合的に評価するため、警戒アラートが3P、注意が2P、やや注意が1Pとしてその合計値でランキング付けをしました。
1位は山梨県、925Pでダントツとなりました。
山梨県は盆地や標高がやや高い所が多く、寒暖差が大きい影響で1日の気圧差が大きくなる特徴があります。
また、他県が高気圧に覆われて気圧が安定している日でも、山梨県だけは日中に気圧差が大きくなりやすい傾向特徴があります。
気圧変化はその土地の地形も影響するため、山梨県内のように、盆地や標高のやや高い場所では、高気圧に覆われている日でも注意が必要かもしれません。
2位は秋田県で865P、3位は新潟県で856Pとなっています。
どちらも日本海側で比較的北の方に位置している県です。低気圧は日本海を通過する時にやや北上しながら発達することが多く、その影響を受けやすい2県がランクインしました。
そして4位は茨城県、5位は宮城県となりました。
どちらも日本の東側に位置している2県。こちらの理由は、西からやってきた低気圧は発達しながら日本付近を通過していくことが多く、より東の地域で気圧が大きく下がる傾向が強くなるためです。
2020年、最も気圧の影響を受けなかった都道府県は沖縄県でした。
日本の最南端の沖縄県。発達した低気圧が通過することが少なく、年間を通して比較的気圧が安定していることが多いためです。ただ台風の影響は受けやすいため、夏~秋にかけて台風が発生し、接近する時には十分な注意が必要です。
46位~42位は(長崎県、鹿児島県、福岡県、佐賀県、熊本県)全て九州がランクインしています。
こちらの県も日本の南の方に位置しているため発達した低気圧が通過することは少ない傾向があります。それでも今年9月のように台風が接近した場合には1日で気圧が大きく下がります。
頭痛ーるが振り返る2020年の天気と気圧~1日の気圧低下が大きかった場所TOP5~でも詳しく解説していますが、特に夏~秋にかけての台風にはご注意下さい。