データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。
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早いもので今年も1ヶ月半が過ぎました。厳しい寒さが続く中、少しずつではありますが、寒さの和らぐ日も出てきましたね。
寒さが和らいでくると気になってくるものといえば・・・やっぱり「花粉」ですよね。
そこで今回は、今年の花粉の総飛散量と飛散時期について解説していきたいと思います。
まずは「総飛散量」、つまり今年の春に飛ぶ花粉の総量がどれくらいになるかをみていきましょう。
平年と比べても昨年と比べても、北日本で多く、東日本ではやや多く、西日本では少なくなる傾向が予想されています。
北日本では昨年の夏が猛暑でよく晴れたため、花粉の元となる花芽が多く作られ、飛散量が多くなる見込みです。
一方西日本では、昨年の夏は8月中旬に秋雨前線が停滞し、曇りや雨の日が多く、花芽の成長には適さない天候だったため、飛散量は少なくなる見込みです。
総飛散量が平年よりも少なくなる地域も、ピーク期間には連日かなりの数の花粉が飛びますので、対策はシッカリと行うことがよさそうです。
続いて花粉の飛び始める時期、ピークとなる時期を地域ごとにみていきます。
飛散開始時期は、今年の冬(1~2月)の気温が大きくかかわってきます。
今年の冬(1~2月)は全国的に概ね平年並か平年よりやや低く気温が推移しています。
このため飛散開始時期もだいたい平年と同じか数日程度遅くなる見込みです。
東京を含めた関東南部や四国、九州の一部では2月上旬から花粉が飛び始めそうです。
2月中旬になると、名古屋や大阪、広島など、東・西日本の殆どの地域で飛び始めるでしょう。
2月下旬には新潟や仙台といった北陸や東北南部で、3月上旬には東北北部でも飛び始める見込みです。
東京など多くの地域では、3月上旬~4月上旬が飛散のピークとなりそうです。
ピーク時期には連日「猛烈に多い」ランクの飛散が予想されていますので、お気を付けください。
4月中旬以降は徐々に飛散量が減っていきますが、ヒノキの花粉は4月中旬頃がピークになるため、注意が必要です。
花粉症と頭痛には関係があり、花粉症の症状によって、頭痛が起こりやすくなるとも言われています。
これから迎える花粉シーズン。
『頭痛ーる』を日々の体調管理にお役立ていただければと思っております。