データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。
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今年の冬は例年よりも暖かな日が多く、暖冬傾向となっています。
その影響もあって、1月末頃から少数ではありますが、花粉が飛び始めている地域があるようです。
今年は花粉が多く飛ぶのか、そうでないのか気になる所ですよね。
そこで今回は、今年(2024年)の花粉の総飛散量と飛散時期について解説していきたいと思います。
北海道・東北北部を除いて、多く飛散した昨年と比べるとやや少なくなる地域が多い予想です。ただ平年と比べると全国的にやや多くなる見込みです。
特に北海道と東北北部は多くなりますので、ご注意ください。
花粉の総飛散量は、昨年の夏の天候に大きく影響します。
昨年の夏は、統計開始以降で最も暑い気温になるなど、全国的に記録的猛暑となりました。日照時間も長い傾向があったため、花芽が多く形成され、花粉も多く飛散する予想となっています。
とても多かった2023年よりはやや少なくなる傾向はありますが、2024年も多くの花粉が飛散されますので、シッカリと対策を行うようにして下さい。
続いて花粉の飛び始める時期、ピークとなる時期を地域ごとに見ていきます。
東京を含めた関東南部や四国、九州では2月上旬から花粉が飛び始めそうです。
2月中旬になると、名古屋や大阪、広島など、東・西日本の殆どの地域で飛び始めるでしょう。
2月下旬には新潟や仙台といった北陸や東北南部で、3月上旬には東北北部でも飛び始める見込みです。
東京など多くの地域では、3月上旬~3月下旬が飛散のピークとなりそうです。
ピーク時期には連日「極めて多い」ランクの飛散が予想されていますので、お気を付けください。
4月に入ると徐々に飛散量が減っていきますが、ヒノキ花粉のピークを迎えますので、ご注意ください。
花粉症と頭痛には関係があり、花粉症の症状によって、頭痛が起こりやすくなるとも言われています。
これから迎える花粉シーズン。
『頭痛ーる』では、アプリ内の健康天気指数のページで、日々の花粉飛散量を確認できるようになっています。
これからも『頭痛ーる』をどうぞよろしくお願いいたします。