
アイビー・ペットライティング代表
獣医師歴27年の経験を活かし、各方面で活躍。
得意分野は皮膚疾患で、皮膚科・内科を中心とした一般診療に従事。予防にも力を入れている。
近年、台風や集中豪雨などの災害が全国各地で発生しています。
「もしもの時にペットと一緒に避難できるか」は、多くの飼い主さんにとって大きな心配ごとです。
避難が必要になってから慌てないために、普段からの備えがとても大切です。
いざというとき、飼い主さんとペットの命を守るために、どんな準備をしておくべきかを具体的に見ていきましょう。
人用の避難グッズは多くの方が用意していますが、ペット用の避難グッズの準備は整っていますか?
最低でも 3日分、できれば1週間分を目安に用意しておきましょう。
全ての避難所でペットが受け入れられるわけではありません。
自治体によっては「同行避難(同じ避難所に避難はできるが一緒の部屋にはいられない)」という場合もあります。
普段ケージやキャリーに入るのが苦手な子は、避難時に大きなストレスを感じてしまいます。
日頃からキャリーバッグでの移動や、車での移動を短時間でも良いので練習しておくと安心です。
吠え癖があると避難所から退去しなければならないケースもありますので、吠えることが多いペットは少しずつ訓練していきましょう。
最近ではスマホで気象情報や避難情報をすぐに確認できますが、停電してしまう可能性もあります。
災害時は家族や友人、動物病院とすぐに連絡が取れるようにしておくと安心です。スマホの充電が切れると連絡先が分からなくなる場合がありますので、紙にメモしておくことも忘れないようにしましょう。
突然の災害で、避難が必要になるのは誰にでも起こり得ることです。
大切な家族の命を守るために、「備え」と「慣れ」と「情報収集」が何より大切です。
お天気情報の確認は頭痛ーるを活用していただくのが便利で、おすすめです。
ぜひこの機会に、防災グッズや情報の確認手段を見直し、家族で避難計画を話し合ってみてください。