気象病を防ぐ方法

【気象病対策】体の水や気の流れを良くするツボを刺激してみよう

気象病対策 体の水や気の流れを良くするツボを刺激しよう
ツボは東洋医学で言う「経穴(けいけつ)」の事です。漢方の世界では、体内の水や気が滞ると体調不良や、痛みなどの原因になると言われています。

頭痛―るのグラフで気圧が下がり、頭痛がきそうだなと感じたら、お薬などで対処するのも良いですが、体の調子を整えるツボを押してみるのもおすすめです。

お時間がありましたら、こちらの記事も併せてご覧くださいね。

体内の水や気が滞ると体調不良をおこす?気象病との関係は?

豊隆(ほうりゅう)

ツボ豊隆ほうりゅう
外くるぶしから親指8本分上の場所。両足外側の膝と足首の間で、筋肉が一番盛り上がっている部分です。ゆっくり親指で押してみましょう。

頭痛やめまい、また胃痛や胃のもたれなどの消化器症状に効果的と言われているツボです。

豊隆は余分な水分を体外へ排出するように促す作用があり、胃と密接に関係しているツボです。体が重く、だるいと感じたら、このツボ刺激してあげましょう。

ふくらはぎは体のポンプになっていると言われます。
心臓から一番遠いふくろはぎを日常的にマッサージすることは、むくみ改善のためにもよいでしょう。

内関(ないかん)

内関ないかんツボ
手のひら側の手首のしわの中央から肘に向かって指幅3本分のところで、親指側の腱と次の腱との間にあります。押すと痺れるような感覚が中指に伝わってきます。

内関は内臓機能と深く関係しているツボで、消化器系の症状の軽減に効果が高いと言われています。

食欲不振、軟便、上腹部の張った感じ、乗り物酔いの吐き気の予防に用いられています。精神をリラックスさせる作用により、不眠症や不安感、イライラなどにも効果があり、しゃっくりや目の充血、腕や手の痛み、しびれなどにもよいとされています。

厲兌(れいだ)

厲兌れいだツボ
足の人差し指の外側の爪の付け根にあるツボです。
みぞおちから腹部にかけて張りがあって、重苦しい、吐き気がある、などの場合に胃腸の流れを良くするツボです。気の流れも良くし、安心感を得られると言われれています。

むくみや寒けがして食欲がない、足が痛む、のどから上の歯にかけて痛むなどの症状がある場合に押してみましょう。

完骨(かんこつ)、頭竅陰(あたまきょういん)、翳風(えいふう)

完骨かんこつ頭竅陰あたまきょういん翳風えいふうツボ
いずれも耳の後ろの出っ張った骨(乳様突起)の周囲にあります。
頭竅陰は乳様突起の上方、外耳孔のほぼ後ろ側のくぼみにあります。頭と目の痛み全般に効きます。
完骨は乳様突起の下端の後ろ側のくぼみにあります。

片頭痛、めまい、言語障害、顔面神経まひ、不眠症などの症状に効きます。
翳風は乳様突起の骨の前の小さなくぼみの中にあります。

顔のまひ、けいれん、ほほのはれや歯痛に効果があり、これらが原因で起こる首や肩こり・痛みをやわらげます。その他、難聴や耳の痛み、めまい、乗り物酔いにも効果があります。

中脘(ちゅうかん)

中脘ちゅうかんツボ
へそに小指をあてて、指4本分上にあるツボです。
胃腸の働きを高めまるとされています。せきやたん、胃痛・胃もたれなどの消化不良、むくみ、動悸、息切れ、不眠などに使われます。寒い時期や湿気の多い時期などには、市販のお灸をやってみるのもおすすめです。除湿効果があるので、体がすっきりすると言う方もいます。

ただし、暑い時期は体内に熱がこもってしまうので、避けた方がよいでしょう。

ご自分で試して頂いた際に「本当にこの方法でよい?」また「ツボはこの場所で合っているの?」などと思われる方も多いかと思います。

もっと詳しく知りたいという方は、お近くの鍼灸整骨院などでセルフケア方法について質問してみてください。

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この記事の監修者



古村恵利子


薬剤師 鍼灸師 日本不妊カウンセラー

『漢方&鍼灸』外と中、双方からのアプローチで頭痛やめまいその他の体質改善を日々行っている。
漢方薬や鍼灸などの中医学は、体全体のバランスを整えて本来あるべき体質に戻すもの。

原因を見つけて体質を改善=治病求本 
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