20年以上の気象予報士歴の中で放送局の気象キャスターなど様々な業務を経験。健康気象講座や防災講演の講師を務めるなど健康気象や防災のスペシャリストとしても幅広く活動中。
北海道旭川市で6月17日~18日に開催された「まちなかキャンパス2023」に頭痛ーるがブース出展し、体験型プログラムを子供たちに楽しんでいただきました。このイベントのコンセプトは、子供たちにSDGsやデザインを中心とした体験の場を提供する”学びの縁日”。会場となった平和通買物公園には旭川市内の高校や大学、団体、企業を中心に57ブースが並び、頭痛ーるでは「デザイン体験コーナー」と「お天気体験コーナー」の2つの展示を行いました。イベント全体では2日間合計約7万人が来場し、頭痛ーるのブースにも、絶え間なく子供たちやご家族連れに次々とご来場いただき、大盛況で笑顔あふれる2日間となりました。
デザイン体験コーナーでは、頭痛ーるデザイナーチームメンバーと一緒に①キャラクターデザイン体験と②キャラクターぬり絵の2つのメニューを楽しんでいただきました。子供たちが自由な発想で描いたキャラクターは、ブース横のボードに掲示。他のお友達がどんなキャラクターを描いたのかをみんな興味津々で覗いていました。ユネスコ創造都市である旭川市で行なわれたこのイベントは、SDGsを実践できる人材、デザインについて考えられる人材、自ら学ぼうとする意欲のある子どもを育成することが全体の目標となっていました。頭痛ーるブースでは、イベントのビジョンとも合致するキャラクターデザインを体験いただきました。
頭痛ーるに登場する、マロや博士(ヒロシ)、てるてるネコというかわいいキャラクターには、頭痛や不調を少しでも忘れて、癒しを感じていただけるようにとの願いがこめられています。今回のデザイン体験では、”マロのお友達を考えよう”というテーマで「キャラクターデザイン」にチャレンジしていただきました。
子供たちに描いてもらったキャラクターのデザインは、頭痛ーる公式TikTokでご紹介しています。この中から、アプリにもマロのお友達がいつか新登場するかもしれません。詳しくは頭痛ーる公式TikTokをぜひチェックしてください。
頭痛ーるキャラクターのオリジナルぬり絵は3種類ご用意し、子供たちは思い思いの色使いで楽しんでいただきました。
お天気体感コーナーでは、頭痛ーる気象予報士が考案したお天気を体感しながら学べる3つのメニュー(①うちわで風速体感ゲーム、②ペットボトルで竜巻の渦巻き体験、③マシュマロで気圧の見える化実験)を、子供から大人まで沢山の皆さんに楽しんでいただきました。
当日ご来場の皆さまにお配りした頭痛ーるオリジナルうちわを使って、人間の力でどれくらいの風を起こすことが出来るかをみんなでチャレンジ。イベント初日の6/17の旭川最高気温は25.7℃、湿度も高く、初夏の旭川としては蒸し暑く、うちわの風が心地よい条件でした。
お一人5秒間、風速計に向かって、力いっぱいうちわで仰いで風速を実測し、記録をランキングしながら子供も大人も一緒にチャレンジ。ランキングの結果は…。
1位は15歳の男子高校生、2位はなんと10歳の小学生。風速7m超で大人を上回る結果に!!全体平均は4~5m/s台の方が多い中、7m/sを超える風になると、外干しの洗濯ものが飛ばされかねないようなやや強い風をうちわで起こしたことになります。
ただ、自然の中では、発達した低気圧や台風がやってくると、もっと強い風速20m/sを超える暴風が吹き荒れることがあります。希望者された方には、狭い範囲に30m/s以上の風を起こすことが出来る送風機でプチ暴風体験をしていただきました。体験した子供たちは風の勢いの強さに驚いている様子でした。風が強い日は気圧の変化も大きくなりますので、体調管理にも気を付けましょう。
ペットボトル内の水をかき混ぜる時に生じる遠心力で、まるで竜巻のような渦巻きの水流を作ることができる体験です。青、赤、緑、黄とカラフルな色の竜巻のような渦巻きが現れ、何回もやってみる子供たちが続出。ただ、本当の竜巻は、世界で一番強い風を引き起こすとも言われ、狭い範囲で急激に気圧が低下する危険性があります。
マシュマロや風船を真空に出来る容器の中に入れて、空気を抜く(気圧を下げると)とマシュマロや風船がパンパンに膨らみます。目に見えない空気の押す力である”気圧を見える化”するびっくり実験を子供たちにも体験していただきました。
頭痛ーるは、目に見えない空気の押す力である”気圧”の予報で体調管理をサポートするアプリです。天気や気圧と体調の関係については予報士解説のミニ講座で学びを深めていただきました。SDGsの目標には「気候変動に具体的な対策を」があります。お天気体験やミニ講座を通じて、気候変動について考える一つのきっかけにも繋がれば嬉しい限りです。
気圧と頭痛の関係やマシュマロ実験は、頭痛ーる公式Tiktokで動画を公開していますので、ぜひコチラもご覧ください。
頭痛ーるブースでは、頭痛の疾患啓発動画や頭痛ーるの書籍のご紹介をしました。日本人の4人に1人が頭痛に悩みを抱えていて、頭痛によるパフォーマンス低下で経済損失は地域全体としては大きな規模になっています。旭川地域の皆さまに気象と体調の関係性や頭痛について正しく知ってもらいたいというメッセージも体験メニューとともにお伝えいたしました。
頭痛啓発動画「正しく知ろう!頭痛の新常識」は、諏訪赤十字病院 脳神経外科・頭痛外来 勝木将人先生監修で制作いたしました。動画はコチラからご覧いただけます。
「風速体感ゲーム、楽しいからもう1回チャレンジしたい」
「頭痛ーるいつも使ってます!」
「頭痛ーるダウンロードしてみます!」
「頭痛ーるの予報士さんやデザイナーさんに会えて嬉しい」
「頭痛ーるキャラクターかわいい」
「デザイン体験楽しかった!」
「大人も一緒にチャレンジできて盛り上がった」
「うちわやプレゼントも嬉しい」
「シールやバッチもかわいい」
「自由な発想でキャラクターをつくっていて、とても興味深かった」
「気圧と頭痛って、関係があるんですね」 などなど
訪れた多くの子供たち・ご家族が笑顔になって、我々スタッフも自然と笑顔になる、そんな2日間でした!
今後も、頭痛ーるのご紹介や頭痛や気象病の正しい知識の普及活動を通じて、子供たちを、家族を、地域(まち)の健康をサポートしていきます。
次は皆さんの地域に頭痛ーるの体験型イベントがやってくるかもしれません。
スマホやタブレットを子供の頃から使用する機会が増えることで、若年層も頭痛になることが多くなっています。学校の保健室での頭痛事情や頭痛ーるを子供たちと一緒にご活用いただいている事例をご紹介します。
頭痛ーるの気象予報士は、旭川市の学び人材リストにも登録しました。学校の出前授業や教職員向けや親子向けのお天気健康教室等にもオンラインも含めて対応いたします。ぜひお気軽にお問合せください。
また頭痛ーるコラムでは低気圧、気圧の変化による頭痛、体調不良の予防・対処法もご紹介しています。