気象予報士として25年以上にわたり気象情報の提供に従事。頭痛ーる開始後からサービス追加に関わり、健康管理士取得後は気象と健康の両面から健康管理の普及に努める。
頭痛ーるをご利用の皆さまは、「気象病」というワードを目にする機会も多いのではないでしょうか。
頭痛ーるは、気象病の代表的な症状の「頭痛」をアプリ名に使用しているため、気象病の症状は「頭痛のみ」と思っている人がいるかも知れません…が!気象病の症状は頭痛だけではありません!
ここでは、まだまだ正しく知られていない気象病について分かりやすく解説していきたいと思います。
気象病は気圧や湿度、気温などの気象の変化によって引き起こされるさまざまな症状の総称です。
頭痛ーるをリリースした2013年当時は気象病を知っている人は多くいませんでしたが、近年は季節の変わり目などにメディアで取り上げられるようになり気象病の認知が広がりつつあります。
気象病の症状は頭痛だけではなく、めまいや気分の落ち込み、動悸、食欲不振、吐き気、じんましんなどのさまざまな症状があり、ぜんそく、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、古傷痛、術後痛、うつ、メニエール病、発達障害、自律神経失調症、線維筋痛症などの持病の悪化も含まれます。
気象の変化によって自律神経の乱れが起こることや、気圧の急激な変化によって血管や気管支に変化が現れることで症状が悪化するとも考えられています。
これらの症状がどのような気象変化によって現れるかは人によって異なります。
気圧と自律神経の関係についても詳しく解説していますので、こちらも参考になさってくださいね。
※すべての症状の発症メカニズムが解明されているわけではありませんので、今後の研究が望まれます。
頭痛ーるアプリを使って記録を付けると、気象データも記録されますので、症状が発生している前後にどのような気象変化が起こっていたかを振り返って確認することができます。
また、記録時のメモ欄に具体的な症状を記録すると症状の違いを比較できて便利ですよ。
「まずは自分が気象病なのか知りたい!」という方は1分ほどでできるセルフチェックもありますので、ぜひご利用ください。
気象病を正しく理解し、ご自身がどのような気象の変化によって症状が起こるのかを把握しておくことで、事前の準備ができ、症状が軽く済んだという声もいただいております。
頭痛ーるアプリを、皆さまの健康管理に少しでもお役立ていただけるよう努めてまいりますので、今後とも頭痛ーるをよろしくお願いします!