【あなたの都道府県の順位は!?】 2023年気圧の影響を受けた都道府県ランキング

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いつも『頭痛ーる』をご利用いただき、ありがとうございます!
今年も早いもので、残り数日となりましたね。皆さまはどのような一年でしたでしょうか?
こんなことがあったななどと、今年一年の振り返りを行うのにも良い時期かも知れません。

さて、話が突然ではありますが、皆さんは気圧の影響の受けやすさに地域差があることをご存知でしたか?
また、どこの地域が気圧の影響が大きいのか、小さいのかといったことを気にしたことはありませんでしたか?
すでにお気づきな方も多いかも知れませんが、日本全国には気圧の変化しやすい地域と比較的変化しにくい地域が存在します。

そこで『頭痛ーる』では毎年恒例となってきていますが、
2023年のしめくくりとして、今年1年間、気圧の変化が大きかった(気圧の影響を受けやすかった)都道府県をランキング形式で発表して、気圧の影響の地域差についてお伝えしていきます。

▼昨年までのランキングはこちらから!▼

【気圧警戒ランキング】2020年最も気圧の影響を受けた都道府県は?
【あなたの都道府県は何位?】2021年気圧の影響を受けた都道府県ランキング
【あなたの都道府県の順位は!?】2022年気圧の影響を受けた都道府県ランキング

2023年気圧の影響を受けた都道府県ランキング

ランキング

 

 

順位
都道府県
ポイント
1
山梨県
1241
2
埼玉県
1085
3
群馬県
1083
4
福島県
1080
5
青森県
1060
6
栃木県
1056
7
茨城県
1047
8
北海道
1038
9
秋田県
1017
10
東京都
1012
11
岩手県
1007
12
宮城県
1003
13
神奈川県
998
14
千葉県
991
15
静岡県
984
16
山形県
976
17
長野県
974
18
富山県
940
19
新潟県
936
20
岐阜県
930
21
石川県
929
22
京都府
886
23
奈良県
865
24
愛知県
863
25
福井県
861
26
高知県
848
27
鳥取県
844
28
三重県
843
29
滋賀県
832
30
兵庫県
818
31
大阪府
812
32
岡山県
811
33
和歌山県
801
34
徳島県
789
35
宮崎県
784
36
島根県
767
37
香川県
755
38
愛媛県
735
39
大分県
734
40
広島県
733
41
熊本県
732
42
山口県
729
43
佐賀県
705
44
鹿児島県
703
45
福岡県
683
46
長崎県
658
47
沖縄県
617


※気圧変化を総合的に評価するため、警戒アラートが3P、注意が2P、やや注意が1P、上昇注意が1Pとして、その合計値でランキング付けをしました。

気圧の影響度マップ

影響度マップ

赤:1000P~
オレンジ:950~999P
黄色:900~949P
黄緑:800~899P
水色:700~799P
青:~699P

気圧の影響を最も受けた都道府県は4年連続で山梨県!

2023年も気圧の影響を最も受けた都道府県は1241Pで山梨県となりました。
これで、調査を開始した2020年から4年続けての1位ということになります。
気圧の影響を受けやすい理由は、山梨県の地形的な特徴にあります。
山梨県は山に囲まれた盆地や、標高の高い地域が多く、朝晩と日中との気温差(1日の寒暖差)が大きくなる傾向があります。
1日の気温差は気圧変化にも影響を与えます。
気温差が大きい日は、日中に気圧が下がり、夜に気圧が上昇しやすくなります。
このため他県が高気圧に覆われて気圧が安定する日でも、山梨県内は気圧の変動する日がありますので注意が必要です。
また夏の日中はとても暑くなり、冬の朝晩は寒さが厳しい地域ですので、寒暖差による体調不良にもお気を付け下さい。

2位は埼玉県、3位は群馬県で関東内陸県!

2位は1085Pの埼玉県、3位は1083Pで群馬県となりました。また、6位が栃木県となっており、いずれも関東北部・内陸県が上位にランクインしています。
この4県が上位にランクインした理由は、地理的な影響と地形的な影響のどちらもが関係しています。
関東地方は日本の東側に位置しているため、西から発達しながらやってくる低気圧が、最後に通過する地域となることが多いです。このため低気圧がより発達した状態で通過し、気圧が他の地域よりも大きく下がることになります。
また、埼玉県と群馬県、栃木県は海に面していない県ですので、山梨県ほどでないにしても、1日の気温差が大きくなる傾向があり、気圧も同時に変化しやすくなります。
発達した低気圧が通過しやすいという地理的な影響に加えて、気温差が大きくなりやすい海に面していないという地形的な影響も加わって、気圧変動が大きくなる日が多いのが特徴です。

4位は福島県、5位は青森県で北日本勢!

2023年気圧の影響を受けたランキング4位は福島県、5位は青森県となりました。5位以内にランクインした理由は、地理的な影響が大きいです。
どちらも日本の北に位置している地域ですね。
低気圧が北日本のみを通過するケースが時々あり、東・西日本があまり気圧が下がらなくても、日本の北に位置している福島県や青森県では気圧が大きく下がってしまうケースがあります。つまり、低気圧が通過する回数自体が多いということです。
また、日本の北側に位置している道県ですが、同時に日本の東側にも位置しています。西から発達しながらやってくる低気圧が、最後に通過する地域となることが多いです。このため低気圧がより発達した状態で通過し、気圧が他の地域よりも大きく下がることになります。
日本の北に位置しているため、低気圧が通過する回数自体が多いのと、日本の東側に位置しているため、発達した低気圧が通過しやすい地域という地理的な影響により、4位5位にランクインしています。

気圧の影響を最も受けなかったのは、沖縄県!

2023年気圧の影響を最も受けなかったのは、沖縄県となりました。最も気圧の影響を受けていなかったのは、2020年と2021年に続き3回目です。
日本の最南端に位置している沖縄県は、発達した低気圧が通過することが少ないという特徴があります。
梅雨明けし、高気圧に覆われると爆弾マークが何週間も出ない状態が続くことも珍しくありません。
年間を通しても、気圧が安定していることが多いですが、油断は出来ません。
夏~秋にかけては勢力の強い台風が接近することもしばしばあります。
普段は気圧が安定していても、台風の影響を受けた時には、他の地域では見られないような気圧変化が起こりますので、台風には十分な注意が必要です。

2024年も『頭痛ーる』をよろしくお願いいたします

気圧の影響ランキングはいかがでしたでしょうか?
2023年の『頭痛ーる』は様々な機能を追加するなど、より良いサービスとなるよう努めてまいりました。
これからも、皆さまにご利用いただけるよう歩んでまいりますので、2024年も『頭痛ーる』をどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事の監修者
田島 正人
田島 正人
気象予報士として「頭痛ーる」や「お天気.com」の運営に従事。
データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。

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