ペットと気象病Vol.14:台風や大雨への備え~災害時ペットと安全に避難するために~

頭痛ーる|台風や大雨への備え~災害時ペットと安全に避難するために~
近年、台風や集中豪雨などの災害が全国各地で発生しています。
「もしもの時にペットと一緒に避難できるか」は、多くの飼い主さんにとって大きな心配ごとです。

避難が必要になってから慌てないために、普段からの備えがとても大切です。
いざというとき、飼い主さんとペットの命を守るために、どんな準備をしておくべきかを具体的に見ていきましょう。

1. ペット用防災グッズは必ず用意する

人用の避難グッズは多くの方が用意していますが、ペット用の避難グッズの準備は整っていますか?
最低でも 3日分、できれば1週間分を目安に用意しておきましょう。

必要なものリスト

頭痛ーる|ペット用防災グッズ必要なものリスト

  • ペットフード(パウチやドライフードなど、すぐに食べられるもの)
  • み水(ペットボトルなどでストック)
  • 携帯用の食器(折りたたみ式のシリコンボウルなど、食器を洗うことが難しいので紙皿や食器にかぶせて使用できるようにビニール袋やラップ)
  • 予備の首輪・リード(切れたり汚れた時の予備。名前や連絡先も分かるようにしておくことも大切です)
  • キャリーバッグ(できれば丈夫で折りたためるもの)
  • ペットシーツ・トイレ砂・ビニール袋
  • タオル・毛布(寒さ対策や安心材料に)
  • お気に入りのおもちゃ(環境が変わっても少しでも安心できるもの)
  • 常用薬やサプリメント(薬の名前が分かるようにしておくと安心です)
  • ワクチン証明書、狂犬病予防接種済票、ペットの写真(万が一はぐれた時に身元確認に役立ちます)
  • 飼い主の連絡先を書いた迷子札・マイクロチップの登録確認

2. 避難先を事前に把握する

全ての避難所でペットが受け入れられるわけではありません。
自治体によっては「同行避難(同じ避難所に避難はできるが一緒の部屋にはいられない)」という場合もあります。

確認ポイント

  • 自治体の防災マップで、ペット同行避難が可能な避難所をチェックする
  • 近隣の親戚や友人で、いざというときにペットを受け入れてくれる人を探す
  • 車で避難する場合に備え、車内で過ごす方法を考えておく(夏場の車内温度対策も忘れずに)
  • 万が一に備えて、近隣のペットホテルや動物病院の連絡先を控えておく

3. 日頃から移動やケージに慣れさせる

普段ケージやキャリーに入るのが苦手な子は、避難時に大きなストレスを感じてしまいます。
日頃からキャリーバッグでの移動や、車での移動を短時間でも良いので練習しておくと安心です。

吠え癖があると避難所から退去しなければならないケースもありますので、吠えることが多いペットは少しずつ訓練していきましょう。

慣らしのポイント

  • キャリーは普段から部屋に置き、安心できる場所にする
  • 中でおやつを与えたり、寝床として使わせる
  • 短時間でも良いので車に乗せる練習をする

4. 災害時に役立つ情報源を準備する

最近ではスマホで気象情報や避難情報をすぐに確認できますが、停電してしまう可能性もあります。

情報収集のポイント

  • 携帯ラジオを準備する
  • スマホのモバイルバッテリーや電池を複数用意しておく
  • 近隣の避難所の位置や連絡先を紙にメモしておく
  • ペット仲間と情報を共有しておく

5. いざというときの連絡先リストを作る

災害時は家族や友人、動物病院とすぐに連絡が取れるようにしておくと安心です。スマホの充電が切れると連絡先が分からなくなる場合がありますので、紙にメモしておくことも忘れないようにしましょう。

確認しておきたい連絡先

  • 家族や親戚
  • かかりつけと近隣の動物病院
  • 近隣のペットホテル
  • 自治体の防災担当窓口

まとめ

突然の災害で、避難が必要になるのは誰にでも起こり得ることです。
大切な家族の命を守るために、「備え」と「慣れ」と「情報収集」が何より大切です。

お天気情報の確認は頭痛ーるを活用していただくのが便利で、おすすめです。

ぜひこの機会に、防災グッズや情報の確認手段を見直し、家族で避難計画を話し合ってみてください。

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この記事の監修者
平松 育子/獣医師・アロマテラピーインストラクター
平松 育子/獣医師・アロマテラピーインストラクター
ペテモ動物病院 院長
アイビー・ペットライティング代表

獣医師歴27年の経験を活かし、各方面で活躍。
得意分野は皮膚疾患で、皮膚科・内科を中心とした一般診療に従事。予防にも力を入れている。

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