冬の不調は乾燥から!?今日からできる乾燥対策の基本3選

気温が下がり、既に風邪やウイルス性疾患が流行していますね。今年は例年よりも早い秋ごろから流行が始まり、全国的に体調を崩される方が多い印象です。
この時期の体調を語る上で、絶対に外せないキーワードが「乾燥」。今回は、乾燥対策の基本についてお伝えします。今日からできることばかりなので、是非最後まで読んでくださいね。
乾燥シーズンはなぜ体調を崩しやすい?
空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜から水分が奪われ、粘液が異物を絡め取って外に運び出す働きが弱まりやすくなります。
粘膜は「体の入り口を守るフィルター」のような役割を持っているため、うるおいが不足すると、空気中の菌やウイルスなど外からの影響を受けやすい状態になります。その結果、喉のイガイガ感や鼻のムズムズが出やすくなり、風邪などの体調変化が起こりやすい季節になります。
さらに冬は寒暖差が大きく、体温調整の負担が増えることで疲れを感じやすくなる方もいます。乾燥と寒さが重なる時期は、小さな負担が積み重なりやすく、体調が揺らぎやすいタイミングといえます。
今日からできる 乾燥シーズンの体調ケア
水分をこまめに補給する

乾燥を感じる日は、体の中も知らないうちに水分が不足しやすくなります。粘膜を守るためにも、こまめな水分補給が大切です。喉が渇く前から少量ずつ飲むことで、粘膜のうるおいを保ちやすくなります。
冷たい飲み物は体を冷やしやすいため、常温の水や温かいお茶がおすすめです。一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ何回かに分けて飲む方が体に負担がかかりにくく、乾燥する季節でも続けやすい方法です。
加湿器を活用して室内環境を整える
室内の湿度が40%を下回ると、粘膜が乾燥しやすくなります。加湿器を使い、湿度を適度に保つことで粘膜の負担を減らしましょう。
特別な機能がなくても、シンプルな加湿器で十分効果的です。積極的に活用しましょう。特に睡眠中は水分を摂ることができないため、喉が乾燥しやすくなります。
日中はもちろんのこと、睡眠中も湿度を保てるよう、お休み前に加湿器をセットすることをおすすめします。
ビタミンD・A・タンパク質を意識してとる
粘膜の健康を支えるためには、日々の食事から必要な栄養をとることも大切です。
ビタミンAは粘膜の働きを支える栄養素として知られており、卵、レバー、緑黄色野菜に多く含まれます。また、ビタミンDも粘膜のバリア機能と関わります。
鮭やきのこ類に豊富に含まれるため、積極的に食べましょう。さらにタンパク質は粘膜そのものの材料になるため、肉、魚、卵、大豆製品などをバランスよく食べることで、体調管理の土台を整えやすくなります。普段の食事でこれらの食材を積極的に摂りましょう。
まとめ
乾燥シーズンは、粘膜の水分が奪われやすく、寒暖差による負担も重なるため、体調を崩しやすい季節です。
ただし、難しい対策をする必要はありません。水分をこまめに補給すること、加湿器で室内の湿度を保つこと、ビタミンA・D・タンパク質を意識してとること。
この中から一つでも実践するだけで、体は少しずつ整っていきます。できる範囲で、今日から取り入れてみてください。

