花粉症がつらいあなたへ。優しく寄り添う食事の工夫3つ

花粉
もはや国民病といっても過言ではない「花粉症」。既にしんどい方、お気持ちお察しします。
実は私自身も10年ほど前から花粉症予備軍(ほんのり症状はあるが花粉症とは認めていないない)状態だったのですが食生活を改善することで、今では「今年ってもう花粉飛んでるの?」と他人事に、、、!

花粉症の症状が出る背景には、免疫システムの過剰反応と慢性的な炎症があります。特に腸の炎症が重要ポイント。この炎症を抑える食事を意識することで、花粉症の症状を和らげ、体調がしんどくなることを防ぐことが期待できます。

しかし、本来花粉症対策には3か月以上前からの体質改善が大切。実は、花粉シーズンが来てからの対策では、本格的な体質改善は間に合いません、、、

ただ!今からの食事改善でも、決して無駄ではありません。炎症を抑える食事を意識することで、花粉症の無駄な悪化を防ぐ効果は十分期待できます。

では、どのような食事が花粉症対策として有効なのか、具体的にご紹介します。

炎症を抑える食事で花粉症対策

炎症を抑える食事とは、抗炎症作用のある栄養素を摂り、炎症を促進する食材を避けることが基本です。以下のポイントを押さえて、日々の食事を見直してみましょう。

1. オメガ3脂肪酸を意識的に摂る

青魚(サバ・イワシ・サンマなど)や亜麻仁油・えごま油に多く含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)には、抗炎症作用があることが知られています。
実際に、オメガ3脂肪酸の摂取がアレルギー性疾患のリスクを低下させる可能性があるという研究結果も報告されています。

特に、青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は、体内で炎症を抑制する物質を作り出すため、意識的に摂取するのがおすすめです。
※亜麻仁油やえごま油は酸化しやすい油です。開封後は冷蔵庫で保管すること、蓋をしっかり閉めることを強くお勧めします。

2. グルテン・カゼインを控える

小麦製品に含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼインは、一部の人にとっては腸に炎症を引き起こす可能性があります。腸のバリア機能が低下すると、免疫システムが過剰に反応しやすくなり、花粉症の症状が悪化することも。

グルテンやカゼインに関して、過敏症のない人にとっては大きな問題ではないとする意見もありますが、腸の炎症が気になる場合は、小麦製品や乳製品を控えてみるのも一つの選択肢です。
「小麦や乳製品を控えるなんて絶対無理!!」なんて声が聞こえてきそうですが
和食中心に食事をすることで、小麦や乳製品を摂る頻度を自然と減らすことが可能ですよ。

3. 酸化した油を避ける

ファストフードや市販の揚げ物、加工食品には、酸化した油(高温での加熱+空気に触れることで劣化した油)が多く含まれます。酸化した油は体内に炎症を引き起こすため、揚げ物は控えましょう。
揚げ物を控える以外にも、家庭で使う油を酸化しにくい種類に変えること、ノンオイル調理を心掛けることもおすすめです。油はオリーブオイルやココナッツオイルなどの酸化しにくい油を使用し、油を使用した料理はなるべく早く食べましょう。

まとめ

花粉症対策には、炎症を抑える食事を継続的に取り入れることがおすすめです。
✅ オメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油・えごま油)を積極的に摂る
✅ グルテン・カゼインを控え、腸内環境を整える
✅ 酸化した油(揚げ物・加工食品)を避ける
できることから、一緒に始めてみませんか?

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この記事の監修者
宮前 千咲季/管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
宮前 千咲季/管理栄養士・分子栄養学カウンセラー
保育園栄養士を経て、特定保健指導業務に従事。1000人以上の方の指導を行う。
担当した参加者の減量率は、参加者全体の平均を大きく上回る。

現在はダイエットサポートやコラムの作成に加え
「食事でブレない心をつくる」をモットーに体質改善サポートを実施中。

https://www.instagram.com/chii_prn/

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