2月の天候や気圧変化の特徴と気象病~寒暖差が大きく花粉症が開始 ~

2月の天候の特徴

2月も1月と同様にシベリア方面から周期的に寒気が日本付近に流れ込み、冬型の気圧配置が多くなります。日本海側では雪が降り続き、大雪となる日もあり、太平洋側では晴れる日が多く、関東では乾燥した晴天が多くなります。一方、低気圧が日本海で発達し、強い南風が吹いて春一番となることもあります。気温は1年で最も寒い時期が終わり、寒暖を繰り返しながら寒さが弱まり始めます。

2月の天候には下記の特徴があります。

  • 強い寒気の流入による日本海側の大雪
  • 春一番
  • 寒暖差の大きい時期

立春(2月3日頃~2月17日頃)の天候と気圧変化

立春は寒が明けて春の始まりの日です。暦の上では春ですが、まだまだ冬型の気圧配置が現れて続くこともあり、気温はまだまだ春とはいいにくい時期です。
低気圧が本州の南海上を通過して太平洋側で雪が降り積もることもあります。
寒暖差が大きく、低気圧が周期的に通過して気圧が大きく低下することもあり、気象病が起こりやすくなりますので注意が必要です。
特に、低気圧が日本海を発達しながら東に進んだ時に、始めて南よりの8m/s以上の強い風が吹くことがあり、これを「春一番」と呼びます。南よりの強い風で気温が上昇して暖かくなることが多く、また、春一番の翌日は寒気が流れ込み寒さが戻ることがあります。寒暖の変動が大きく、体調を崩しやすくなりますので注意が必要です。

雨水(2月18日頃~3月4日頃)の天候と気圧変化

雨水(うすい)は雪の降ることがなくなり、これからは雨が降るようになる頃という意味です。実際にはまだ雪が降らなくなるわけではありませんが、厳しい寒さが和らぎはじめ、暖かな雨が降ることで雪解けが始まる頃で、草木が芽生えるようになる時期です。
冬型の気圧配置が現れても、すぐに冬型がゆるんで続かず、寒さも続かなくなります。
寒い日が三日続き暖かい日が四日続くことを繰り返しながら冬が遠ざかるように季節が進むことから「三寒四温」(さんかんしおん)と呼ばれます。
低気圧が周期的に通過して気圧が低下し、気温差の大きい日が現れますので、体調が崩れやすくなりますので、体調を整えるように体調管理を心がけてください。

2017~2020年の2月の気圧変化の傾向

下記の図は東京の2017年~2020年の2月の気圧の状況です。赤マークが気圧の変動が大きく特に注意が必要で、次いで黄色、黄緑、水色で、水色は体調への影響が小さかった日を示しています。
気圧の傾向は年による違いが見られました。

2017年2月の気圧の傾向

2017年は前半は周期的に低気圧が通過し気圧が低下しましたが、冬型の気圧配置が続き気圧が比較的安定した日が多くなりました。後半は冬型の気圧配置が続かず、低気圧が短い周期で通過して気圧の低下し、気象病になりやすい日が多くなりました。

2018年2月の気圧の傾向

2018年は前半に冬型の気圧配置の続いた日がありましたが、動きの遅い低気圧の影響で気圧の低下が続いた日があり、気圧が比較的安定した日は少なくなりました。後半は低気圧が周期的に通過したため気圧が低下し気象病が起こりやすい日が周期的に現れました。

2019年2月の気圧の傾向

2019年は冬型の気圧配置は一時的で現れた日が少なく、高気圧と低気圧が短い周期で通過したため、気圧の安定した日が少なく、気圧が大きく低下した気象病の起こりやすい日が多くなりました。

2020年2月の気圧の傾向

2020年は前半は冬型の気圧配置が現れても一時的で、高気圧に覆われて気圧の安定した日が続かず、短い周期手低気圧が通過し、気象病が起こりやすい日が多くなりました。後半も冬型も一時的となりましたが、高気圧に覆われて気圧の安定した日が続く時期もあり気圧が大きく低下し気象病が起こりやすい日は少なくなりました。

冬型の気圧配置が続き比較的安定した日の続いた時期が現れた年もありましたが、低気圧が周期的に通過し、気圧が大きく低下して気象病の起こりやすい日が多く現れた年が多くなりました。
頭痛ーるで日々の気圧変化の予想を確認し、頭痛などの気象病の体調管理を行うようにしてください。
「頭痛ーる」とは?

2月に現れやすい気象病と体調管理

花粉症


花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」でくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状です。日本には花粉症を引き起こす植物が50種類ほどありますが、スギ花粉症患者が最も多く、2,000万人いるとされています。
スギ花粉は2月に中旬頃から次第に飛散量が増加し、西日本では3月下旬ころまで非常に多く、東北では4月中旬まで非常に多くなります。

花粉量が多い時間

花粉の飛ぶ量はその日の気象条件や季節によって変わりますが、1日の中でも花粉が多く飛ぶ時間帯があり、13時前後と18時前後です。
13時前後は気温が高くなる時間で湿度が低くなります。湿度が低く乾燥していると花粉の粒子が空気中に長く浮遊します。
18時前後は日中に舞い上がっていた花粉が、気温が下がることで地面近くに降りてくるため、地表付近で花粉の量が再び多くなります。

花粉症の症状を抑えるための服装

  • 帽子をかぶる
  • マスクをする
  • 髪はなるべくまとめるようにする
  • めがねや花粉症用のめがねをかける
  • 花粉が付着しやすいウール素材は避ける

花粉を室内に入れないポイント

  • 家に入る前に髪や服に付いた花粉をよくはたく
  • 家に入ったらすぐに顔・目・鼻を洗う。うがいをする。
  • 布団や洗濯物はできるだけ外に干さない
  • 窓はできるだけ閉める
  • 室内をこまめに掃除する
  • 空気清浄機を使用して室内の花粉を除去する

脳卒中(脳出血・くも膜下出血)


脳卒中は脳の血管が破れたり、詰まることなどでその先の細胞に栄養が届かなくなり、やがて細胞が壊死を起こす病気で、血管が詰まるタイプの「脳梗塞」と血管が破れるタイプの「脳出血」と「くも膜下出血」に分かれます。
脳梗塞は気温の高い夏に発症するという報告が多くあります。一方、高知大学の調査によるとくも膜下出血は前日の最高気温から当日朝の気温への気温降下が大きければ大きいほど引き起こしやすいことが明らかになりました。
「朝の冷え込み」が強い日は注意が必要で、冷え込みが強まり日中に気温が大きく上昇する日も注意が必要です。

気温差対策

  • 外出する際の防寒対策を行う
  • 家の中でも暖房の効いている部屋から暖房のないトイレや浴室のだ脱衣所との気温差が大きいことから暖房器具を置いて気温差を小さくする
  • 暖かい布団から寒い居間などに移動する際は上着を羽織って体の冷えの負担を小さくする

高血圧や脂質異常、糖尿病などの生活習慣病の疾患をお持ちの方は脳卒中発症のリスクがありますので生活習慣の見直しも大切です。

2月の天候や気圧変化の特徴と頭痛などの体調へ影響するポイントを理解して、体調管理を行うようにしてください。

【参考文献】
成人病予報対策研究会 ほすぴ 気象と健康~春の健康~
高知大学医学部附属病院 コラム 脳卒中を起こす季節と気候
わかりやすい脳梗塞の予防ガイド 脳梗塞が起こりやすい季節

この記事の監修者
飯山 隆茂
飯山 隆茂
気象予報士/健康管理士

気象予報士として25年以上にわたり気象情報の提供に従事。頭痛ーる開始後からサービス追加に関わり、健康管理士取得後は気象と健康の両面から健康管理の普及に努める。

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