10月の天候や気圧変化の特徴と気象病~ぜんそく・体の冷えに注意~

10月の天候の特徴

10月の天候には下記の特徴があります。

  • 秋雨前線が次第に消滅
  • 移動性高気圧や帯状高気圧に覆われた晴天
  • 朝晩の冷え込みの強まり

秋雨前線が次第に消滅

9月後半から日本付近には南の暖かい空気と北の冷たい空気の境目となる場所に秋雨前線が現れて曇りや雨のぐずついた天気をもたらしますが、南からの暖かい空気の流入が次第に弱まり、北から寒気が流れ込むようになると秋雨前線が消滅します。

移動性高気圧や帯状高気圧に覆われた晴天

大陸から移動性高気圧がゆっくりと東進して日本付近を覆い晴れる日が多くなります。また複数の高気圧が東西に連なって帯状に広がり日本付近を広く覆い晴天が続くこともあります。

朝晩の冷え込みの強まり

大陸から乾燥した空気を伴った移動性高気圧に覆われるとさわやかな晴れ間が広がります。夜間に晴れ間が広がると放射冷却が強まり、朝の気温が下がり冷え込みが強まります。冷え込む日が現れやすくなると朝の気温が次第に低くなり秋が進むようになります。

寒露(10月8日頃~10月22日頃)の天候と気圧変化

寒露(かんろ)は草木に冷たい露が降りる時期という意味です。秋雨が終わり本格的な秋です。移動性高気圧に覆われたり、複数の高気圧が東西に連なって帯状に広がる帯状高気圧に覆われ晴れる日が多くなります。
帯状高気圧に覆われる場合は気圧の変動が小さく、頭痛などの気象病による体調への影響も弱く、過ごしやすくなりますが、夜間に晴れて放射冷却が起こり、朝の気温が少しずつ冷え込むようになりますので注意が必要です。
なお、年によっては台風が接近することもあり、南海上で台風が発生した際はまだまだ台風の動きには十分注意が必要です。

霜降(10月23日頃~11月6日頃)の天候と気圧変化

霜降(そうこう)は朝晩の冷え込みが更に増し、北国や里山では朝露が朝霜となって霜が降りる頃という意味です。移動性高気圧や大陸の高気圧に覆われて晴れる日が現れやすい時期です。高気圧に覆われて晴れた日は気圧の変動が比較的小さく、頭痛などの気象病による体調への影響は小さくなりますが、年によっては台風が日本付近に接近し、気圧が大きく低下することもありますので、日本の南で台風が発生した場合は引き続き注意するようにしてください。
なお、朝の冷え込みにより体調を崩すこともありますので、急な冷え込みが予想された場合は注意してください。

10月の気圧変化の傾向

下記の図は東京の2017年~2020年の10月の気圧の状況です。赤マークが気圧の変動が大きく特に注意が必要で、次いで黄色、黄緑、水色で、水色は体調への影響が比較的小さかった日を示しています。
気圧の傾向は年による違いが見られ、高気圧に覆われて比較的気圧の変動が小さい日が多い年もありますが、台風や低気圧による気圧の低下で頭痛などの気象病が発生する日が現れやすい年もあります。頭痛ーるで日々の気圧変化の予想を確認し、頭痛などの気象病の体調管理を行うようにしてください。

2017年10月の気圧の傾向

上旬が低気圧の影響で気圧の低下した日が多く、中旬前半に安定した日が現れたものの、後半は低気圧や2つの台風の接近(1つは上陸)により気圧の低下した日が多く、頭痛などの気象病が現れやすくなりました。

2018年10月の気圧の傾向

上旬は台風の接近で気圧が低下し、後半に低気圧の通過で気圧の低下した日が現れましたが、前半を中心に移動性高気圧や大陸の高気圧に覆われる日が多く現れました。このため、比較的気圧の変動が小さい日が多く現れ、頭痛などの気象病は起こりやすい日は少なく、過ごしやすくなりました。

2019年10月の気圧の傾向

周期的に高気圧に覆われ気圧の変動の小さい日が現れたものの、上旬・中旬・下旬にそれぞれ1つづつ台風が接近(1つは上陸)し、また低気圧が周期的に通過したため、気圧が低下した日が多く、頭痛などの気象病が起こりやすくなりました。

2020年10月の気圧の傾向

上旬は低気圧の通過と台風の接近により気圧の低下した日が多くなりました。中旬以降は低気圧の通過で気圧の低下の続いた日もありましたが、移動性高気圧や大陸の高気圧に覆われた日が多く、気圧の変動が比較的小さい日が続き、気象病が起こりやすい日は少なくなりました。

「頭痛ーる」とは?

10月に現れやすい気象病

ぜんそく


秋はぜんそくの発作を誘因するアレルゲンのダニやハウスダスト、花粉が増える時期です。
夏に繁殖したダニが9月~10月に寿命を迎え死骸が増え、ハウスダストの量が急増します。また、9月~10月はブタクサの花粉の飛散量が多くなります。
加えて朝と日中の気温の寒暖差の激しさや日々の気温の変化が大きいことで発作が起こりやすいと考えられています。高気圧に覆われて秋晴れとなった夜間に放射冷却により冷たい空気が地上付近にたまることでチリやカビが滞留しやすくなることから、冷え込みが強まった朝は発作が現れやすくなります。また、台風の接近により、気圧・気温・湿度の急激な変化が発作に影響しているとみられています。
ぜんそく持ちの方は朝の冷え込みが強まる日や気温変化の大きい日は発作に注意してください。

体の冷え


秋晴れの時期は日中と朝晩の気温の差が大きく、自律神経のバランスが乱れやすく、血行不良を招き、体の冷えが起こる原因となります。体温を保つことで体の機能が正常に働き、病気にかかりにくくなりますが、体の冷えにより体温が低い状態が続くと基礎代謝が低下し、肩こりや腰痛が起こり、内臓などの機能も衰えるため体調不良に陥ります。

10月の天候や気圧変化の特徴と頭痛などの体調へ影響するポイントを理解して、体調管理を行うようにしてください。

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【参考文献】
成人病予報対策研究会 ほすぴ 気象と健康~秋の健康~

この記事の監修者
飯山 隆茂
飯山 隆茂
気象予報士/健康管理士

気象予報士として25年以上にわたり気象情報の提供に従事。頭痛ーる開始後からサービス追加に関わり、健康管理士取得後は気象と健康の両面から健康管理の普及に努める。

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