2025年の梅雨入りの現状と予想は?梅雨明け予想も

平年では沖縄地方で5月10日ごろに、奄美地方では5月12日ごろに梅雨入りを迎えます。5月15日現在では、梅雨入りが発表された地域はありません。沖縄と奄美地方での梅雨入りは平年より遅れていますが、まもなく梅雨入りしそうな見込みですので、いつ頃の梅雨入りとなりそうか解説したいと思います。

また、沖縄や奄美地方より1ヶ月程度遅れて梅雨入りを迎えることになる九州地方や中国地方、四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信地方、北陸地方、東北南部地方、東北北部地方はどうなるのかを解説していきたいと思います。

◆梅雨入りを迎えた地域(5月15日現在)
・なし

2025年の梅雨入りはいつごろ?

5月上旬は、低気圧が周期的に通過し天気の崩れる日がありましたが、晴れる日もあり、気温が高く夏日になるような日もありました。

沖縄や奄美では上旬は曇りや雨の日が多くありましたが、梅雨入りは発表されず、その後は前線や湿った空気の影響は受けにくくなり、晴れ間が出るような日もありました。

その後、5月中旬ごろにかけては前線が現れるような日もありましたが長続きせず、高気圧に覆われて晴れるような日もあるでしょう。
下旬にかけて前線が現れて停滞するようになるため、5月19~20日頃に、沖縄や奄美地方では、1週間から10日程度遅い梅雨入りを迎えそうです。

5月中旬から6月にかけて太平洋高気圧の張り出しは強く、湿った空気が流れこみやすくなるでしょう。梅雨前線は平年より北上しやすい見込みです。

東~西日本の太平洋側では曇りや雨の日が多くなるため、九州南部など東~西日本の太平洋側では、5月中旬頃に梅雨入りを迎える地域もあるかもしれません。その他の地域では、梅雨入りは平年並みのところもありますが、平年よりやや早い梅雨入りとなるところもありそうです。

6月上旬から中旬にかけては、梅雨前線が本州に停滞し、曇りや雨の日が多くなるでしょう。北陸や東北ではだいたい平年並みの梅雨入りとなりそうです。

梅雨期間中は前線の活動も活発となり、降水量も多くなる予想のため、大雨に注意が必要になるでしょう。
気温は平年よりかなり高くなる日が多く、蒸し暑くなる日が多くなりそうです。また、梅雨期間中でも夏を思わせるような晴れて暑い日や梅雨の中休みなどもありますので、熱中症には十分に注意をしてください。

◆2025年梅雨入り予想

地方 2025年予想 平年
沖縄 5月19~21日頃 5月10日頃
奄美 5月19~21日頃 5月12日頃
九州南部 5月中旬 5月30日頃
九州北部 5月下旬~6月上旬 6月 4日頃
四国 5月中旬~下旬 6月 5日頃
中国 6月上旬 6月 6日頃
近畿 6月上旬 6月 6日頃
東海 6月上旬 6月 6日頃
関東甲信 6月上旬 6月 7日頃
北陸 6月上旬~中旬 6月11日頃
東北南部 6月中旬 6月12日頃
東北北部 6月中旬 6月15日頃

昨年2024年の梅雨入りはどうだった?平年の梅雨入りは?

昨年の梅雨入りは全国的に平年より8日~15日遅く、平年より遅い梅雨入りとなりました。沖縄や奄美では5月下旬頃、九州南部では6月上旬頃、その他の地域では6月中旬~下旬にかけて梅雨入りとなりました。

平年では5月中旬頃に沖縄や奄美で、5月末頃に九州南部で、沖縄から1ヶ月遅れの6月上旬以降に順次本州の残りの地域でも梅雨入りを迎えていきます。

北海道では、「蝦夷梅雨」という言葉があり、梅雨を思わせるような曇りや雨の降る時期もありますが、梅雨前線が北海道付近まで北上する事はほとんどなく、梅雨の現象がはっきりしないため、北海道では梅雨がないとされています。

◆昨年と平年の梅雨入り

地方 2024年 平年
沖縄 5月21日頃 5月10日頃
奄美 5月21日頃 5月12日頃
九州南部 6月 8日頃 5月30日頃
九州北部 6月17日頃 6月 4日頃
四国 6月17日頃 6月 5日頃
中国 6月20日頃 6月 6日頃
近畿 6月17日頃 6月 6日頃
東海 6月21日頃 6月 6日頃
関東甲信 6月21日頃 6月 7日頃
北陸 6月22日頃 6月11日頃
東北南部 6月23日頃 6月12日頃
東北北部 6月23日頃 6月15日頃

2025年の梅雨明けはいつごろ?

2025年の梅雨入りは沖縄や奄美で平年より遅くなる見込みです。
東~西日本の太平洋側では、平年より早い梅雨入りとなる可能性があり、その他の地域では平年並み~平年よりやや早い梅雨入りとなる予想です。
梅雨明けの時期についての傾向を解説していきたいと思います。

梅雨明けは、太平洋高気圧の勢力が増すと、梅雨前線も北上していき平年では沖縄や奄美で6月下旬頃に梅雨明けを迎えます。
本州では1ヶ月程度遅れの7月中旬~下旬頃に梅雨明けを迎えて、本格的な夏へと季節は移っていきます。

2025年の梅雨明けは太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強く、梅雨前線の北上は平年並みか平年よりやや早い見込みです。
梅雨明けは沖縄や奄美で平年並みか平年よりやや早い見込みです。その他の地域では平年並みのところが多いものの、平年よりやや早い所もあるでしょう。

◆2025年梅雨明け予想

地方 2025年予想 平年
沖縄 6月中旬~下旬 6月21日頃
奄美 6月中旬~下旬 6月29日頃
九州南部 7月上旬~中旬 7月15日頃
九州北部 7月中旬 7月19日頃
四国 7月中旬 7月17日頃
中国 7月中旬 7月19日頃
近畿 7月中旬 7月19日頃
東海 7月中旬 7月19日頃
関東甲信 7月中旬 7月19日頃
北陸 7月中旬~下旬 7月23日頃
東北南部 7月中旬~下旬 7月24日頃
東北北部 7月中旬~下旬 7月28日頃

まとめ

梅雨入りは、沖縄や奄美で平年より遅く、東~西日本の太平洋側では、平年より早い梅雨入りとなり、その他では平年並みのところもありますが、平年よりやや早い梅雨入りになるところが多いでしょう。

梅雨時期は梅雨前線の活動が活発なため、降水量が多く大雨に注意が必要になるでしょう。気温は高い日が多く蒸し暑く不快な日が多いでしょう。熱中症にも十分に注意が必要になりそうです。

梅雨明けは平年並みのところが多いものの、平年よりやや早いところもあるでしょう。

梅雨入り、梅雨明けの傾向について解説していきましたが、現時点での予想となっており、今後の予想で変わる可能性がありますので、常に最新の気象情報を利用して梅雨を乗り切ってください。

気をつけたい梅雨期間の頭痛と体調不良

梅雨期間中は日差しが少なく、雨の日が多くなるので体調不良を起こす事が多くなります。また、梅雨前線上の低気圧が通過する際には、気圧が大きく低下するので頭痛などの体調不良を起こす事があります。
天気で体調を崩しやすい方は、天気や気圧の変化が一目で分かり、低気圧が接近し気圧が大きく低下する前にプッシュ通知でお知らせをしてくれる頭痛ーるをご活用ください。
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【梅雨とは何?】

梅雨(つゆ)とは、晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる気象現象で、また、その期間をさします。
晩春~夏ごろには、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間に梅雨前線ができます。この梅雨前線の生成には、ヒマラヤ山脈による偏西風の蛇行やオホーツク海高気圧が関係しています。

この記事の監修者
宮本 大平
宮本 大平
気象予報士を取得し十数年にわたり予報業務や「お天気.com」の運営などに従事。ウィンタースポーツが好きな二児の父。

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