【花粉が多い日や時間帯は?】天気によって変わる花粉の飛散量に注意
花粉症の原因となる花粉といえば、春にピークを迎えるスギやヒノキ、秋にピークを迎えるブタクサ属が広く知られていますね。
3~4月頃と9~10月頃に花粉の飛散量が増えるということは、花粉アレルギーをお持ちのほとんどの方がご存知でしょう。
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しかし、花粉の飛散量は時期だけでなく「天気条件」や「時間帯」によっても変わるということをご存知でしょうか。
花粉の飛散量が多くなる日・天気条件
「花粉の飛散が多いのはどんな日?」と聞かれて思い浮かぶのは“晴れの日”ではないでしょうか。たしかに間違いではありませんが、天気条件の目線でみると飛散量が多いのは晴れの日だけではありません。
・晴れて気温の高い日
・風が強く、乾燥した日
・雨上がりの翌日 ※2日分まとめて花粉が飛散するため
・気温が高い日が2~3日間続いたあと
・日本海から寒冷前線が南下してくるような気圧配置で、晴れて暖かい南風が吹く日
このように晴れている日だけでなく、雨の日の翌日や、風が強い日も注意が必要です。
1日の中で花粉の飛散量が多くなる時間帯
花粉の飛散量は1日のうちで変化します。
都市部では一般に、昼前後と日没前後に花粉が多くなるといわれています。
なぜ昼前後と日没前後に花粉が多くなる?
ここではスギ林を例に挙げてご説明します。
スギ林は朝、陽が当たるとともに雄花が開花し、花粉が放出されます。
上空に舞い上がった花粉は数時間で都市部の上空に運ばれ、昼前後に一部落下します。
午後は一旦減少しますが、日没と共に気温が低下して上空の花粉が地上に落下するため、日没前後には再び花粉が多くなるというわけです。
症状が重い場合は、花粉の多い時間帯の外出を控え、外出する場合はマスクなどで念入りに対策を取りましょう。