女性に特有の頭痛の特徴と対処方法


片頭痛の項目でも触れましたが、ズキンズキンと痛む片頭痛は特に女性に多く見られます。原因としては女性ホルモンの一種が影響していると考えられています。女性の片頭痛は生理と多く関係しているといわれています。統計的にも20~40代の女性に多く見られ、50代以降は発作が徐々に減っていくようです。

片頭痛が起きた後は、身体を動かすと更に痛みが増してしまうため、日常生活や家事に影響が起きやすくなります。暗い所で安静にするなどして、患部を冷やすことが大切です。

また、ストレスを受けている状態は、血管も緊張して縮んでいる状態になりますが、緊張から解放された時は、急に血管が拡張することによって片頭痛が起こるとされています。

【症状】

・頭痛の持続時間は4~72時間と個人差がある。
・こめかみから目の辺りで脈打つようなズキンズキンとした断続的な痛みで時より強まる。
・普段より光や音に敏感となり、吐き気を伴うこともある。
・頭の片側に起こるだけでなく、両側・後頭部が痛くなる場合もあります。
・頻度は週に1回~月に数回程度、女性20代~40代に多い。
・前兆として、「閃起暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる視野の中にキラキラした光、ギザギザの光などがあらわれる人もいる、その後まもなく頭痛が始まる。
・他の前兆としてあくび、めまい、イライラしたりと情緒不安定な時に起こりやすい。
・体を動かすとさらに痛みが激しくなり、仕事や家事等の日常生活に支障をきたすおそれがあるため暗く静かな場所へ移動して、患部を冷やしましょう。

【対処法】

・片頭痛の前兆がある方は、前兆が起きた時には薬の準備をしましょう
(頭痛が起きる前に飲んでも、数時間後に飲んでも効果はありませんので頭痛が起きた直後に服用するようにしましょう。)
・普段から市販薬を携行しておきましょう。
・片頭痛は冷やして下さい。音や光に敏感なため、にぎやかな場所は避けて、暗い静かな場所で休むようにしましょう。
・痛い時はお風呂で長時間身体を温めるのは避けましょう。
・コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは血管収縮作用があるため、頭痛を抑える効果があるといわれています。但し、飲み過ぎには注意しましょう。
・痛みが収まらない場合は、我慢せずに早目に専門医での診療を受けましょう。

※薬剤誘発性頭痛・・・頭痛の痛みを抑えようとするばかり、慢性的な痛みと感じてしまう場合があります、治療が困難となりますので、治療薬(トリプタン系薬剤・鎮痛薬など)の飲み過ぎには注意しましょう。
トリプタン系薬剤の使用量としては1ヶ月に10日以内が目安です。

【予防法】

・寝不足や寝過ぎ、極端な空腹状態を避けましょう
・食事から改善
マグネシウム・・・玄米・納豆・ヒジキ等に多く含まれ、血管の痙攣等を防ぐ効果
ビタミンB2・・・牛・豚のレバー・卵黄等に含まれ、血流を良くする働きがあります
・頭痛予防のためのストレッチや体操も効果的ですが、頭痛中は行わないようにしましょう。
・自分の頭痛に対しての痛みが出る特徴を知るために、頭痛ーるで記録をつけておきましょう。


【参考サイト・文献】
■きょうの健康『3つの頭痛 最善の対策「片頭痛」』NHK健康ホームページ(2017年8月現在)
■きょうの健康『慢性頭痛 最善の対処「片頭痛」』NHK健康ホームページ(2016年11月現在)
■第42回 日本頭痛学会総会 市民公開講座 講演記録
■日本神経学会・日本頭痛学会 監修 『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』
■日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳 (2014)『国際頭痛分類第3版beta版』
■日本頭痛学会HP

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